アカシア食堂レモンの記2

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落書きについて 落書きの道具、落書きをそそる装丁画家たち エドマンドデュラック/カイニールセン/宇野亜喜良さん

落書きに使った道具について。

何も考えずに家にある道具で描き始めましたが、買ったのは2~3年前、

文房具、絵の道具の調達はほとんど東京・新宿世界堂本店。買ったのは

www.sekaido.co.jp

ここは会員になって購入すると文房具の現金割引がどんどん加速するシステムです。店内は品揃えが豊富でうっとりします。3時間ぐらいすぐ経ちます。

使ったペンは消えるペン。FRIXTION BALL Slim0.38オレンジ。

ちなみに一番下の落書きを見るとわかるんですが何度も消すと濁ります。しかも消した上に同じインクの量が乗りません。ペンが古いからかな。何度も消せることと、細い線が書けるのはとてもよいです。

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ノートはFOB COOP B5サイズ 罫線なし真っ白なノート。

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インクがなくなったので落書きひとまず筆置き(落書きに完成なし)。

下手でいいのですよね。千里の道だって一歩踏み出すのだ。

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そんな下手の横好きを、心の芯からうっとりさせる、本の挿絵画家たちの本。

どれも、自分で買ったわけじゃないけど、何度も見ている。学校で。図書館で、本屋で。そして大量に見てきた本の挿絵画家が憧れたという形で、この人たちの絵はもう私の血肉に、遺伝レベルで刷り込まれている感じがしているのです。

見るだけで懐かしい、見るだけで好き。好き嫌いを超越した好き加減。

 

個人的に無条件に惹かれる絵や美術品にアールヌーボー期があります。それと千夜一夜。だから全部何度も見てきているのもある。

エドマンドデュラック、カイニールセン、ともに千夜一夜を描いています。

 

エドマンドデュラックのシンデレラはああ知ってるって思いました。この人の書く女性の表情や体の線に、体がぐっと反応します。この細部の、色遣いの、目線のすばらしさ。

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挿絵画家 エドマンド・デュラックの世界 (ビジュアル選書)

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神秘なる挿絵画家エドマンド・デュラック

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人魚姫 アンデルセン童話集 (2)

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カイニールセンはこんなタロットカードを見たことがあるという幻影すら。この意匠。いいなあ。

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挿絵画家 カイ・ニールセンの世界 (ビジュアル選書)

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幻想の挿絵画家 カイ・ニールセン

幻想の挿絵画家 カイ・ニールセン

 

 

 

宇野亜喜良さんは宇野さん目当てに買い求めたことがないのに、どの絵も見たことがある感じで、自分の描く絵のすべてが、この人の絵の影響下にある気がする。土台の土台だったんだろうと思わずにはいられないです。新聞も書籍も広告も雑誌もポスターもテレビも、みんな宇野さん。私は寺山修司さんの本を小さい頃に恐る恐る読みました。それから時を経て東京に来たら、会って惹かれる人たちが、寺山さんの弟子だったとか出入りしてたよって人たちで、すげーって思ったことがあります。寺山さんの装丁は宇野さん。類友じゃないけど、周波数はどうしても同じになってる感。黙っていても共鳴してしまう。

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宇野亜喜良---少女画 六つのエレメント (らんぷの本)

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