石牟礼道子さんの本を読む独特な経験
石牟礼さんの本を読む感覚、というのは、他の本とは全く違うものだ。
初めて石牟礼さん本を読んだ時、それまでの読書体験とは異なるので、これは一体なんだろう、と思った。
今から10年以上も前の事だ。
初めての本は「十六夜橋」という小説だった。図書館で、たまたま目について、借りた。薄い赤茶色の布張りの、箔押しの古めかしい装丁は私の最も好きな装丁スタイルの一つで自然に手に取った。いざよい、という言葉の響きの良さもあった。
そのように何気に手に取って、読み始めたら、前述の読書体験がやってきたのだった。
石牟礼さんの本は、天草、水俣のあたりの方言で書かれている。独特のまろやかで、日本人の底に響いているような懐かしい響き。リズム。
(後に知ったことだが、厳密な方言というわけでもないらしく、石牟礼さんの小説の中だけにある独特の言い回しのような、そういうところもあるのだという)
人の思いと、そこにある情景と、細やかに丁寧に描かれている。日本語で書かれている。
小説である。
たしかに小説なんだけど、小説でもないようなのである。
小説を超えている。
日本語も、日本も、人の魂も、とても美しく、切ない。
と、書いてしまうとすごく薄くて陳腐になってもどかしいんだけど、その思いでずっと全身が浸されていく、というような感覚になる。一冊読んだ読後の感覚が長く続いた。
これほどまでに、日本語が読めて良かった、と思ったことはなかった。
(外箱です)
◆
それからしばらくして、苦海浄土を手に取った。
続きを読む定点観測空写真集 vol.10夏至―vol.11小暑
定点観測2回分、この間の雑記。
色々な事があっても、頭の中で何をどんなに強く思おうとも、事実としては何も起こらなくても、とにかく手を動かして言葉にしなければ何もないと同じである。
足を動かして口を動かして手で触れて見なければ現実は動かない。
頭の中のみに記憶されたと思っていた記憶は、さてもそのようには蓄積はされず、手のひらから零れ落ちる砂の如し。
毎日、空ばかりはちゃんと見ていたつもりだったが、いつの間にか、日付も写真も零れ落ちていて、刻んでいたはずの日にちさえ零れ落ちた。
こぼれ落ちた日は、見当たらない。
(この間、写真と日づけがどうしても合わないということが起こったのでした。600日を超えて毎日カウントしていたのになぜ?)
◆
こぼれ落ちた日は、できれば忙しかったころの私に差し出したい。
受け取ってもらえるだろうか。
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梅雨が明けているのかどうか、わからない様子が続いている。
世界と宇宙と自分と他人、植物と鉱物と土と水、いろいろなものの境界がゆらめいているような間だった。ぷかぷかと、たゆとうていた。
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崩壊しそうな境界線の奥へ潜って、その境界を捉えるための調査をしていた。
過去を整理整頓する、というのは大変に苦手な作業である。
しかし自分の過去を丁寧に整理整頓するほど、
自分だけに刻まれるリズムや法則が浮かび上がる。
それを知ると、色々なことがわかってくる。繋がって来る。
◆
これは、井戸を掘っている作業に似ている。
自分が生きて生活していくための、真水が出る小さな井戸を掘っていた。
◆
何度も見失うようにして、欲望と衝動に駆け抜けても
どんなにジタバタしても人のいう事を聞いても悔しい思いをしても
簡単に自分などはなくならない仕組みだ、ということに気が付いた。
むしろ、自分を探すようにしはじめると自分はみつからない。
自分は他人が見つけてくれるぐらいでいい。
◆
それでも探してみたいのが人間というものだけれど、
その時は茫々と探すのではなく、鋲で止めるように、認識を積み重ねていく。
認識を残していく。
目は前へ。心は肚へ。
◆
40歳を過ぎたあたりから、がぜん面白くなってくる仕組み。
色々なことを面白がれるように、五感をフルに使ってきて、いっぱい痛い思いをしてよかった。痛みは生きている証。
回遊魚は止まると死んじゃうね。
知っていても、何度も死んで何度も生まれている気がしている。
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7/25から、反転の兆し。やっと潮流が変わった。
みんな、おはよう。
茶軸?赤軸?打ちやすいキーボードが欲しくて調べた時に分からな過ぎたので右脳な人にも分かりやすくまとめた忘備録
2、軸って何(茶軸、赤軸、黒軸、青軸、緑軸,白軸)?
3、有線か無線か
4、JIS配列とUS配列って何?
6、メーカー
7、結局何を買ったのか
8、後記
9、追記(半年で壊れた;;)
0、序章
1、実際に触らないとわからないから東京で一番試し打ちができる電気屋へ行く
2、軸って何(茶軸、赤軸、黒軸、青軸、緑軸)?
- 押すときの圧の強さ、
- 沈み込み具合、
- 打つときのカチャカチャという音
3、有線か無線か
私はキーボードを良く動かすし、部屋も狭いので無線が良いです。
4、JIS配列とUS配列って何?
5、メンブレン方式、パンタグラフ、メカニカル、静電容量無接点
メカニカル
6、メーカー
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7、結局何を買ったのか
- 打つ音が静かなものがいいです
- テンキーまでフル装備で、HOMEやEND、などのキー配列が標準なのがいいです
- 無線はほぼ絶対です
- マウスとセットがいいです
- 圧はある程度押してる感があったほうがいいです。打ち間違いが減るからです。
- でも重すぎると腕が付かれるので、軽めだけど、もふっ、という押し加減が好きです。
- 吸い付くっぽいのが好きです
- 耐久性のあるものがいいです
8、後記
9 追記
10 追記2