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アカシア食堂 レモンの記

すべては居場所をめぐる旅の話 「私」とは居場所のこと だいたいいるのはあわいのただなか

自分との約束を果たしていたことを唐突に思い出して、ほかのことはもはや全部OKって思った話

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6歳の頃、ちいさな胸の中で
 
「ずっとこうしてたい」
 
そう強く感じた出来事があった
 
 
あの瞬間、って実は、
 
「自分で自分に約束していた」瞬間だったんだと
 
後から分かった
 
 
あの夏の空の下のできごと
 
 
思い出した
 
自分と約束
 
 
これだけは、という約束。
 
 
 
それから30年ほどたって
 
ふと気が付いた
 
そういえば私
 
6歳の自分との約束
 
果たしてた
 
 
 
 
なんだ、あたし
 
 
約束守ったんだ。
 
自分との約束、果たしてたんだわ。
 
それに気が付いた
 
気が付いた、とたん。
 
 
ほかのことは、
 
 
もうどうでもいいじゃん!
 
と思った
 
 
 
自分との約束を果たすって
 
なんだこんなに
 
スッキリすることだったのか
 
果たしてたんだ
 
よくやった
よくやった
 
るるるん
 
気が付いたら
 
とたんに、花が笑って月が笑う心持ち
 
とたんに、やわらかく、力が抜けた
 
もうがんばんなくていいやっていう感じ
 
誰の評価もいらないやって感じ
 
なにしろ、6歳の私が、嬉しそうに笑ってるから。
 
 
街のメロディや
隣の人のため息や
おいっこの笑い声や
 
そういうものが、また聞こえ始めた
ずっと鳴ってたけど
ずっと聞いてなかったかもしれない
 
また世界の音が入り始めた
 
胸の力を抜いて
 
6歳の私と手をつなぎなおす
 
さあ、また歩いていこう