アカシア食堂レモンの記2

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高知に魅かれる理由は行けばわかる 脱いでいく旅リベンジ【09】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

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市内徒歩散策からスタートしてしまう

甘い物欲とパンケーキ欲がすっかり満たされて、体はご機嫌に落ち着いて、さてスケジュールを遂行すべく、次の行動は「ホテルへたどりついて時間前にチェックインをする」。

 

目指すホテルは、高知市駅から徒歩一分の「高知ホテル」だ。


高知ホテルは、さすがに高知という県名を冠に頂いているだけあって、高知駅から最も近い高知市駅のど真ん前、目の前に建っているホテルである。

 

高知市駅にたどり着くことができれば、自動的にホテルにもたどり着ける、というような立地。方向音痴にはこれ以上ない最適な立地条件である。


パンケーキを食べた「カフェふぁうすと」は、はりまや橋から徒歩8分ぐらい。

そして、目指すホテルは高知駅徒歩1分。

つまり、はりまや橋から高知駅までたどりつければ、私はホテルに着くことができる。

地図を見てほしい。

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はりまや橋から高知駅までは、迷うことができないほど太いメインの通りを、まっすぐに直進すればいい。

 

 

うん、これは絶対に迷えない。

この先、私は迷わない。この予測が経つという事、一人旅の道中、どれだけ私を安心させることか。

 

と、今思えば、迷わないという迷信に似た確信と、パンケーキの甘さで、私の脳内には多分にオキシトシン(別名:幸福ホルモン、人を疑わず誰でも信じてしまうようになるホルモン)が出たんじゃないかと思う。

 

はりまや橋から高知駅までは5分、とガイドブックに書いてあったので、すっかり、徒歩で5分なのだと勘違いしたために、私は何も疑わずに歩き出した。

 

先に言ってしまうとバスで5分だったんである。
地図をよく見ればわかるってもんなのだが、この時点で固く思い込んでいるので気づくのはどうあがいても無理だった。完全な思い込みによる読み違え。

 

歩くのは好きなので苦にはならないのではあるけれども、自分のそそっかしさやら頭の悪さは、(もうあきらめているものの)たまに呪うレベルではある。

 

今はこの自分の学ばない習性を持つ低めの知能指数を受け入れて、悟りの境地にも似たところに達しているので、自分に腹を立てる前に「嗚呼」と思って若干しょっぱく後悔する程度にとどめられるようになっている。

 

自分の行動や思考から後悔と否定を取り除くことができたら、自分でいることはうんと楽になるのにな、とは、いまだに思っていることだ。(完全にはできません)

 

雨の予報だった高知市内は、すっかりと晴れ渡り、真夏のような青空が広がっている。
4月なのに、むしろ、炎天下の気配。(数時間前まで土砂降りの寒さに震えていたのに)

 そこに、10kgの登山リュックを背負って歩く。

 

お昼時で、サラリーマンがたくさん歩いている。街の人はこざっぱりしていて、登山リュックでノーメイクの私はどうも町から浮いているような感じがして、どうしても、中央のまっすぐに一本通った、メインストリートのような大きな通りを、歩いて行く気恥ずかしさがあった。

 

それで、地図を見ると、高知市内が、碁盤の目のようになっているから多分こっち方向と検討を付けて、人通りの少ない日陰になっていそうな道をゆくことにした。

 

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のちに、そんなことをしないでメインストリートに沿って歩いていたら、大変に有名な路面電車があることがわかる。


街の真ん中を走っていて、乗り換えてもとても安いし5分に1本ぐらい来るので、非常に便が良い。

 

観光気分も満点でいう事がないのだが、裏通りをくねくねと曲がり歩いたので、この存在にうまく気が付けなかった。

 

嗚呼オキシトシンさえ出ていなければ・・・

 

高知市内には、(なぜか)背の高いヤシの木がたくさん植えられていて、本当に南国の気配。

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初めての街を歩く時は、独特の不思議さがある。


ここは日本で、だから言葉も通じるし、文化風習も同じである。初めて見る人しか住んでいない。しかもこんなにたくさん。言葉も通じる。同じような洋服を着て、同じように泣いたり笑ったりしている人が、意思疎通できる人が、同じ空の下に暮らしている。


でもこの人たちは皆初めて見る、皆知らない、話したことはない。

 

全く見ず知らずの土地で、こんなに東京から離れている土地と感じているのに、同じように言葉を使い、同じように生活をしている人がたくさん存在しているという不思議。生活が営まれているという不思議。知らないのに知っているという感覚。

 

それから、高知市内って、何だか建物が全部大きい、と思う。
一つの建物が。道路幅も広い。
なんか、みんなでかいなー。人間性の反映かな。

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この土地に降り立ってから、ぐんぐんと、自分の精神が、ふわーっと広がっていくようになるのがわかる。

 

高知の人って、おおらかな人というイメージが強い。

それと、高知が好きな人も多いなって思う。

高知に移住の話もちらほら聞く。

何かもう、それらのすべてを、到着1時間にして、理解した気がした。

この空気の広さ、密度の違いみたいなものを感じるからかもしれない。
一度来れば、わかる。空気が、やわらかい。広い。

 

そんなことを思いながら、昼下がりの、人通りのそんなにない、炎天下の高知市内をのらくらと歩いている不思議。

食い込む荷物は重いが心は軽い。

 

そうして歩くこと15分。迷いそうかも、と心細くなったあたりで、視界にいきなりにょっきりと高いビルが見えて、あああそこだな、とわかった。

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楽天トラベルほか、サイトで見倒した写真の中で、この姿を私は見た記憶があった。おかげで予定通り迷わずに到着。

ただ、迷わなかったものの・・・、楽天トラベルの写真はこれ↓だった。結構な印象の差が、気になった。(楽天トラベルで予約したんです)

 

楽天の写真は、昼間の雰囲気とかけ離れすぎており、ホテルが見えた時に、あれ、雰囲気違うくない?と心の中で突っ込んでいた。

(心の声:これだけ見て利用しに来た人は、徒歩1分とはいえ、ちょっと戸惑うかもしれん。。。

私だけだろうか。。。こんな風に思うのは

普段から物をよく見ることができない私だけなのだろうか。。。。

多分私と同じおばちゃん性格(推測だけで判断する)の人はきっと迷うはずだ。。。)

 

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さて、チェックインは15時からだが、受付で、早めのチェックインをお願いする。

 

受付の女性が、女優さんのようにすさまじい美人で、うわーっと思う。


そういえば、高知家っていうポスターがたくさん空港に貼られていて、どうやら高知出身の方が総出で高知キャンペーンに尽力しているらしいのだが、その中に広末涼子さんがいて、ああ、広末さんは高知の人なのか、と思ったんだけど高知の美人率の高さって、もしやすごい?

 

美人さんなのに普通目線の方で、快く受付をしてもらって、何かドキドキする。美人の力はすごい。美人って才能だな。

なのにこの人もまた西原マンガの高知女性なのか(参照)と心の中で妄想を抱きながら、チェックインの書類を書き込む。

 

当然、前時間にチェックインしているので、できるのは手続きだけで部屋に入ることはできない。ただ、10kgの登山リュックは預かってもらえた。ありがたや。

 

懸案のチェックインも終わり、荷物も預けて身軽になって、これから夕方まで、本日のメインイベント!桂浜散策コースへ出発である。

 

念入りにも、雨用と、晴れ用のふたつのスケジュールを用意していたのだが、見事に晴れてしまったので晴れの桂浜散策ルート、となった。

 

ひとりでいるのいに時間通りにスムーズに運んだなんて、奇跡中の奇跡!!!!

 

これが続くかどうか。

 

こんなに時間に律儀な旅行は、私の中では、まるで旅行感がなく、旅行というより修行のようなのだがしかし、自分で予定を組んだスケジュールがどうやら敢行できそうだ、ということで、今回はスケジュール旅行という流れになった。たまには、いいだろう。

 

迷わずに桂浜に着けるのか。日本でもおよそトップレベルの心配妄想症候群の私は、ドキドキしながら一人ホテルを出た。

 

ホテルの玄関を出た直後の風景。高知駅前です。奥に見えるのは龍馬像。その知り合いがあと2体あったがそれが何かはわからない。

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続く

 

【4/28 東京→高知 桂浜 1日でまわるスケジュール】

07:40 家出る
08:00 二子玉川駅着 
08:15 羽田(第二ターミナル経由)行 リムジンバス発 →(実際には時間違った)
09:20 羽田(第二ターミナル着
09:40 空港でチェックインと荷物預け完了
10:40 手荷物検査のところを通る
11:05 ANA563便乗り込み
12:30 高知龍馬空港
      とさでん交通 高知駅前観光バス 乗車
        (発車時刻は飛行機到着と連結している)
      はりまや橋バス停まで、約30分
      高知市内、ガイドブックに載っていた一人で食べられる60年の老舗カフェ「ふぁうすと」でパンケーキを食べる 

      高知駅前の高知ホテルにチェックインして荷物預かってもらう←今ここ
14:48 (高知駅発最終)1日周遊のバスで桂浜へ
17:00 桂浜発
18:00頃 高知駅到着

 

 

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