アカシア食堂レモンの記2

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【書き場をさがす旅】1:渋谷カフェマメヒコ公園通り店

 

カフエマメヒコ公園通り店 - Google+

 

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原稿が落ち着いて書開ける場所を探していることから始まった東京巡り。
 
 
生涯46回の引っ越しを繰り返した江戸川乱歩を心の師に据えて、今日もうろうろと歩いている。
そうそう、

find-travel.jp

にも、いつか行かねばね。
 
 
 
今日はこちらの居場所譚。
【渋谷カフェマメヒコ公園通り店】
 
渋谷、東京の中では最も苦手な場所だった。
 
マッサージの学校が渋谷だったから、何度も通ったのだが、まったくもって苦手なままだった。
 
渋谷は、字のごとく谷だ。隣にある青山は山。青山から表参道を抜けて渋谷に歩くと渋谷の谷底間がよくわかる。
その谷底には、何か欲望のようなものが溜まっている気がしている。
 
今では、その谷底の更に地下にあるブックファースト渋谷店が大好きになったので一気に渋谷が大丈夫になっている。好きな物があるとそれに守られる。
 
渋谷駅前にあるハチ公広場の前のスクランブル交差点は、日本で一番の交通量なのだそうだ。
行くと外国人の観光客の人がみんなスマホで写真や動画を撮っている。
 
世界的に有名な場なのだろうな、と、その様子を横目で見ながら、
駅を背に西武百貨店のある道をそのまままっすぐ歩くと
左手に斜めに切りあがってのぼりになる道があらわれる。
そこを上がっていった先に、この喫茶店はある。
 
コーチングやカウンセリングなどのセッションを提供している友人たちが、
こぞって使うのがこの場所だった、ということを私は知っていて、
いつか行きたいと思っていた。
 
店内はひとり用と、数人用で、テーブルがわかれている。
 
店員さんは、場を把握しております、という雰囲気が
全身から出ている物静かなトーンで話す。
 
ここは渋谷だということを確かに忘れる。
 
こだわりの珈琲の値段はホテルと同等、
居心地もホテルのラウンジを思わせる。
食事は、時間に寄って価格が変わる。
人がたくさんいる時に食事が安くなる。面白いシステム。
 
この店は、
打ち合わせに最も向いているような気がした。
 
光降り注ぐ窓際の席。
ここで美味しいコーヒーを飲みながら、だと
どう考えても、話が悪い方向にはいかない、に違いない。
そのような空気感が漂っている。
 
でも一人で行くとその窓際の席には残念ながら座ることができない。
大きなテーブル席か、カウンター型の席になる。
 
大きなテーブルでは、私に限って言えば原稿を書く心地では、あまりなかった。
 
カウンター席に途中から移ったら、集中できた。
 
でも長居するには気が引けた。
 
DATE(2015年7月)
 
机の高さ・いすの高さ:ちょうどよい(身長は164cmです)
冷房具合:夏場は2時間いたらちょっと寒かった
暖房具合:-
BGM:割と大きめにかかっていた気がしている、オペラかクラシックが
珈琲の価格:750円~
食べ物感:写真のは美味しかったです。
集中度:☆☆
客層:ひとりパソコン使い、読書家、何かのセッション、何かの打ち合わせ、久しぶりに会ったお友達(ご年配)
土地:渋谷の真ん中
禁煙か:禁煙でした
wifi使用:完備
電源:完備
最大のメリット:渋谷の真ん中喧騒を忘れる
最大の残念ポイント:一人で行くと窓際に座れない。ただその席で原稿は書けないだろうな。