本
石牟礼さんの本を読む感覚、というのは、他の本とは全く違うものだ。 初めて石牟礼さん本を読んだ時、それまでの読書体験とは異なるので、これは一体なんだろう、と思った。 今から10年以上も前の事だ。 初めての本は「十六夜橋」という小説だった。図書館…
飲茶という人が書いた哲学書のような読み物があります。 「哲学的な何か、あと科学とか」という本です。 面白さとはなにか 哲学好きはたまらないと思いますが、哲学に興味はそんなにない、という方にとっても、大変面白いと思います。 面白い、というのは、…
普段行きつけない本屋に行くと、大体いいことがある。 今、大体どの書店でも在庫切れの本を探していて、アマゾンや池袋のジュンク堂や丸の内の丸善などに行けばあるのは知っているのだが寄る機会がなく、その本に出合えればラッキーという形で、通りかかった…
点滴のように体に染みこんでくる文が読みたい、と思った大事なのは心臓を打つのと同じビートってこと同じ速度早すぎても遅すぎてもいけない突き刺すようでもかっさらうようでもなく、淡々と染み入って沿っていくというような新しいものがはいつてくるという…
タイトル:なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか 著者:二村ヒトシ これを書いたのは2年ぐらい前だ。 読んだ当時衝撃を受けた。 内容はまず頭に入った。 そして、この内容を忘れた頃に突然、 まったく別の出来事からこの内容そのものが体感と…
タイトル:キッチン 著者:吉本ばなな(よしもとばなな) デビューの時の、あの鮮烈さを私はまだ覚えている。 NHKのニュース。ばなな現象。 100万部を超える本の売り上げ、 若い女性からの圧倒的な支持。 不思議な名前。 ものすごい綺麗な手。 猫のよ…