アカシア食堂レモンの記2

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高知に魅かれる理由は行けばわかる 脱いでいく旅リベンジ【09】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

市内徒歩散策からスタートしてしまう 甘い物欲とパンケーキ欲がすっかり満たされて、体はご機嫌に落ち着いて、さてスケジュールを遂行すべく、次の行動は「ホテルへたどりついて時間前にチェックインをする」。 目指すホテルは、高知市駅から徒歩一分の「高…

高知、不思議と体がほどけていく解放感 脱いでいく旅リベンジ【08】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

高知に到着してすぐ、感じたのは、その空気の質の違いだった。 湿り気がある。あたたかい。その中にある、おおらかさ、ゆるさ、気楽さ、開かれた感じ。 街の中に、水が多い。 川が、街の中に豊かに流れていて、水田がたくさんある。 すぐそこは海。

高知は、空が近い街 脱いでいく旅リベンジ【07】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

高知市へ向かうバスの中からの写真 飛行機が、無事に高知へ着陸した時、窓から見えた地面には、確かに雨が降っていた。水たまりに、雨粒の模様ができていた。小降りのようだった。 傘は、羽田空港で捨ててきていた。天気予報は雨のち晴だったけれども、私は…

空の中にいる嬉しさが体の中に躍る 脱いでいく旅リベンジ【06】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

空が好きだ。 空を見たい、というのは人の持つ根源的な欲求だと思っている。空には形がない。行き止まりがない。果てがない。目に見えるもので果てがないものは、空しかない。 果てがないから、焦点を合わせる場所がない。どこを見てもいい。何も見えていな…

旅に出て感じるのは、自分の日常の輪郭  脱いでいく旅リベンジ【05】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

いつも小さく未来を予測してはその小さな枠を壊されていく、その枠を壊される旅の醍醐味 東京にやってきた当初、東京の駅の広さに驚いた。 一つの駅名なのに、駅構内が広い。乗り換えにやたら歩く。東京駅、大手町、飯田橋、永田町。同じ駅名でくくるのには…

想像されてしまったら体は期待し続ける 脱いでいく旅リベンジ【04】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

一度ある食べ物が舌の上に想像されてしまったら、それを実際に食べるまで体は期待し続けるところがある。 寒さに震えて空腹な私の体は、スープストックの、あの濃厚なスープ、とろみがあって濃厚で熱いスープを想像した。想像してしまったのだから、しょうが…

かたわらにいる友になりたい 脱いでいく旅リベンジ【03】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

明けない夜を待つ気持ちで待ったバスは、ちゃんと時間通りに到着した。ありがたいことだ。時間通りに到着する、という事自体、ほんとうは大変驚くことだ。待っているものがちゃんと来る。 バスを使う時にはたいてい、詩人の小池昌代さんの「永遠にこないバス…

怒りは、その世界から切り離されているからこそ 脱いでいく旅リベンジ【02】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

教訓 空港には早めでもいいが、 バス停には時間通りでいい の巻 4/28 出発前日の夜。こういう時に限って仕事の変更が入る。結局、夜中の1時過ぎまで仕事になる。だけど朝5:00には目が覚める。旅行だと思うだけで、目が覚める。 早く起きたってすることはそ…

旅はトラウマと共に 脱いでいく旅リベンジ【01】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

いつも前置きが長くなるので、早めに高知の旅 本文へ入ろう。4/28これから高知県の仁淀川、というところに行く。これはその旅の話。 仁淀川は、日本で一番の清流だそうだ。仁淀川ブルーという名前を持つほどの清流。四万十川の隣にある川。 荷造りと着るもの

旅は人に会いに行くもの 脱いでいく旅リベンジ【序章2】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ 

旅ができるようになったきかっけとは・・・旅とは人に会いに行くこと 旅は、その土地に出向くというより、人に会いに行くみたいなところがある。旅の面白さは、旅先会った人の面白さのような気がする。 旅先で人に出会うようになって、旅が面白いと思えるよ…

discover a gold mine 脱いでいく旅リベンジ【序章】 日本一の清流・仁淀川カヌーキャンプ

1年前、このブログに「脱いでいく旅」という旅行記録を書いていた。それはいまだに書き書けのまま放置してある。放置してあるのに、さらに10か月後にあたる今GW、次の旅に行ってしまった。 今回こそ書き切りたい。だいたい感想や体験記はその週のうちぐら…

【書き場をさがす旅】:豊島区立中央図書館

www.library.toshima.tokyo.jp 豊島区立中央図書館は、ビルの5階、6階にある。その下は劇場だ。 豊島区民じゃなくても、利用者カードが作れる。朝10時から夜10時、までやっている。公共機関なのに、夜10時! この図書館ができた時、私はいたく感激した。 …

【書き場をさがす旅】:コメダ珈琲 三軒茶屋店

www.komeda.co.jp 西武池袋前店よりも前に三軒茶屋店を利用した。 こちらは平日か、休日かは忘れたが昼間のランチの時間帯だった。 こちらも二階にある。 混んでいて少し待って、通してもらったのは一人がけの席だった。 メニューは各店同じである。 この時…

【書き場をさがす旅】:コメダ珈琲 西武池袋前店(池袋)

www.komeda.co.jp お店は二階にあって、入り口まで長い、エンジのじゅうたん敷の階段を上る。 カフェで原稿を書けるのか、を試して回った喫茶店の中では書きやすい店だと思う。 コメダ珈琲は、チェーン店だ。私は最近知ったが多分人気店と思う。 店内は明る…

【書き場をさがす旅】2:SUZU cafe(渋谷)

【書き場をさがす旅】2:SUZU cafe(渋谷) www.completecircle.co.jp 休日の午後、友人と利用した。 wifi完備とか、書くための、ノマド などのキーワードで探していたら見つけたお店だったので 黙々と作業している人が多いのかと思っていた。 が、ここは、ま…

【書き場をさがす旅】1:渋谷カフェマメヒコ公園通り店

カフエマメヒコ公園通り店 - Google+ 原稿が落ち着いて書開ける場所を探していることから始まった東京巡り。 【東京で居心地のいい場所を探す旅】0:猫なる居場所を探す旅0:外で原稿が書けるようになりソングラインにも出会えるかもしれないという壮大な野…

脱いでいく旅:釧路湿原でキャンプとカヌー05 旅へ期待と葛藤をひもとく

たった一度のカヌー体験で 宇宙まで体が拡大したような 深く大きな多幸感を覚えた体は、 ずっと次のカヌーを夢見ていた。 そんなある日、 屋久島で知り合った旅仲間のゆかちゃんから 一通のメールが入った。 「北海道の釧路湿原でカヌーに乗りながらキャンプ…

書き始めるまでの内と外を行き来する/点滴のように体に染み込んでくる文章が読みたいと思った

点滴のように体に染みこんでくる文が読みたい、と思った大事なのは心臓を打つのと同じビートってこと同じ速度早すぎても遅すぎてもいけない突き刺すようでもかっさらうようでもなく、淡々と染み入って沿っていくというような新しいものがはいつてくるという…

猫なる居場所を探す旅0:外で原稿が書けるようになりソングラインにも出会えるという壮大な野望の旅のはじめに

ノマドという言葉が流行って久しいけれど、 私は部屋に引きこもって書くの好きな派だ。 外出先や喫茶店は アイディアを思い浮かべるにはいいのだが、 集中して原稿を書くのはなかなかに至難である。 音、匂い、光、気配、温度、人の流れ、 会話、体から発せ…

脱いでいく旅:釧路湿原でキャンプとカヌー04 の前の江の島アウトリガーカヌー

釧路で二人乗りのカヌーに乗る今回の旅をさかのぼること4年前 江の島でアウトリガーカヌーという乗り物に乗ったことがあった。 アウトリガーカヌーとは、 ボディにアウトリガーっていう浮き輪が付いている 4~5人乗りの大きなカヌーのこと。 江の島アウトリガ…

脱いでいく旅:釧路湿原でキャンプとカヌー03

この旅は 旅が繋いだ縁からはじまった。 旅慣れてなくて、 旅が未知のものだった時、 旅は怖かった。 けれども、 その怖さを道しるべのようにして、 一緒に手をつないでと踏み出すと、 その怖さは、未来と私を繋いで 楽しさや一体感や感動の待つ方へと ちゃ…

脱いでいく旅:釧路湿原でキャンプとカヌー02

旅はほとんどしない。 だから旅慣れていない。 旅をしなかった理由はいくつかある、 はずだろうと思いながら今考えてみると まず、人生自体が放浪記であること。 冒険みたいな人生にしてしまったものだから、 常に地に足が付いていないような浮遊感があり 漂…

脱いでいく旅:釧路湿原でキャンプとカヌー01

旅の余韻がカラダの奥にずっと響いている。 それだけ深い部分に響いたんだろうと思う。 北海道、釧路湿原で、 キャンプをした。 3日間ずっとカヌーに乗っていた。 釧路川の流れに浮かんで、 ひたすらパドルを漕ぎ続けたら、 脳内の雑音と思考はすっかり停止…